企画展《CONFERENCE・会議》


   2003.9.22〜10.4
    企画:鷹見明彦(美術評論家)+MUSEE F
 

《LOOP&ECHO》  -環りとこだま- 人間は、ことばによって人間でありえている。 他者とのコミュニケーション以前に、自己の思考や内面と外界との交信を通じて。ことばが意味不明になる人格崩壊の兆候や症例に教えられるのは、ふだん目覚めているときも夢を見ているときにも、濫用されていることばの人間的な生存にとっての意味深さである。  こころの奧処に湧きでる回文や転文のテキスト、文庫本のページ折りや栞(しおり)、消しゴム細工に微細な作品を紡ぐ福田尚代。遠く夜間飛行の視度に映る点灯や地平線の灯に、闇に明滅する音声が文字へと変わる閾のことばを描く森山晶のダークネス・ペインティング。人間の小宇宙内に宏がる宇宙空間とのメビウスの輪のような環りとこだま。ムその銀河系の星々のひかりであることばの原質を、言語表現とは別なサイトからリスペクトしようとする精錬に開かれる世界がある。          鷹見明彦(美術評論家)

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森山晶
 
 

福田尚代