武松直生子展
Detour
まわり道

   2003.2.14〜24
 

武松直生子   Detour - まわり道 現代彫刻 ・インスタレーション  2003. 2. 14 _ 2. 22 『さまざまな状況の中での自分』 を制作の焦点としてきた武松直生子が、今回は 『まわり道』 をテーマにたどってきた道を振り返る。 「まわり道をしなければ見ることがなかった景色がある、知ることのなかったことがある。 その良し悪しは別として。」  迷路の壁であるレンガ塀は、ひとたび通り過ぎてみれば窓が開き、そこからは以前に通った景色が透けて見える。 一度壊れたものや壊したものを再構築する過程では、鍵が補強(key)として繰り返し使われている。 日々の多様な関心をかたちにした5年前からの 『脳のシリーズ』 は、日記のように過去の出来事をよみがえらせ、また、過去の記憶の整理には、たくさん引き出しのついた脳が必要だ。 作品は皆、武松自身のプライベートな軌跡である。 しかし見る者は、各々のたどってきた道を重ね合わせて考えずにはいられない。 英国での修士過程以来過去10年間の半分以上を英国で過す。日英を行き来しながらも、場が問題なのではないと武松は言う。 いずれの地においても、制作活動を補うために、鉄工所から銀行など多様な環境に身をおいて、さまざまな経験を重ねてきた。 障害者・ホームレス・精神を病む人達への芸術活動にも深い関心を抱き、その活動に関わっている。現在はロンドン西部犯罪者保護観察官の仕事も手伝う。 「自分はまわり道が多いと思うけれど、誰もがひそかに、それぞれが発見した小道の記憶を持っているのでは。」  − 表参道画廊にて、その感覚が浮かび上がるのを体験していただきたい。 武松直生子 主な学歴 ・職歴 1991 筑波大学芸術専門学群総合造形科卒業 1995 Edinburgh College of Art彫刻科修了 1997 University of Hertfordshire 芸術療法短期過程 1999-2000 障害をもつ人達のための造形教室講師、ふれあい22、千葉 オープンスタジオNOPE アート・イベント、ワークショップ企画運営 2000-2001 ポーラ美術振興財団在外研修員として Capability Scotland脳性麻痺の人達のアートクラス担当 St. John’s Hackney Community Centreホームレスの人達を対象としたアートクラス担当 大英博物館、障害を持つ人達のための教育プログラムアシスタント 2002- ロンドン西部地方裁判所犯罪人保護監察官アシスタント 主な個展・グループ展  1995 Degree Show, Edinburgh College of Art, (Andrew Grant 賞、The Classon-Harvey Travel賞) 1995 SSA 101st Annual Exhibition, Royal Scottish Academy, エジンバラ (James B Munro彫刻賞) 1996 個展 Norrie-Toch Studios, ガラン  (Scottish Arts Council 助成賞) 1996 個展 The Practice Gallery, グラスゴー 1996/1997/1998 The Blue Gallery, ロンドン 1999 Collaboration into the Millennium, ギャラリー青山 2000 個展 ギャラリー・トモス、日本橋 2001 2人展 Sightseeing, 表参道画廊 2001 Out of Void, Candid Arts Gallery, ロンドン 2001 Espacos Interactivos, パブリック・アート・プロジェクト、ポルト、ポルトガル 2002 個展 アート・プランニング・ルーム青山