Layer/inner-sight  層と内景 
 

天野純治 × 大西 博




会期=2009年4月6日(月)-18(土) 日曜休廊
時間=12:00-19:00 (最終日17:00)
会場=表参道画廊
企画=鷹見明彦(美術評論家)+表参道画廊


レセプションパーティー
日時= 2009年4月6日(月)18:00−19:30
会場=表参道画廊





 スクリーン・プリントによって平面の物質性を追究する作品で定評のある天野純治は、版画メディアにとど まらず、モデリング・ペーストで地を作ったアルシュ紙にアクリルや顔料の層を重ねる版技法による絵画作品も多く制作している。 大西博は、麻のキャンバスに膠、卵黄などのメデュウムによって顔料や水彩絵具を馴染ませながら、影像が色彩の光に融け込むあわいを描いている。質実に平面と絵画表現の臨界に取り組む2人の作家の作品には、喧噪から距離をおいて、表現に向き合う者たちの歩みとその道の光がある。
                    鷹見明彦(美術評論家)




 
 



 天野純治
                      voice of wind #05511
 



天野 純治 junji Amano

1949 鳥取県米子市生まれ
1977 多摩美術大学大学院修了
1995~1996 文化庁芸術家在外研修員として渡米、NY.及びフィラデルフィアにおいて制作活動を行う

主要作家活動

1977 日本版画協会展 協会賞 (東京都美術館)
    国際青年美術家展 日本文化フォーラム賞 (東京都美術館)
1980 World Print Competition 最高賞
   (San Francisco Museum of ModernArt, U.S.A)'77 優秀賞
1985 神奈川県美術展 特選 (神奈川県民ホール)
1989 ユーロパリア’89ジャパン現代日本版画展 (ベルギー)
1997 現代日本美術展 和歌山県立近代美術館賞 (東京都美術館)
1998 現代日本美術展 東京都現代美術館賞 (東京都美術館)
現代美術というジャンル展 (佐倉市美術館)
1999 文化庁買上優秀美術作品披露展 (日本芸術院会館),
現代日本絵画の展望展 (東京ステーションギャラリー)
第33回現代美術選抜展 (今治市河野美術館)
2000 DOMANI 明日2000 (安田火災東郷青児記念美術館)
天野純治・岡本敦夫?痕跡? (米子市美術館)
2002 DOMANI 明日2002 (安田火災東郷青児記念美術館)
2003 絵画の力展 (東京都現代美術館)
2004 HANGA東西交流の波展 (東京芸術大学大学美術館)
版の記憶/現在/未来 (東京芸術大学美術館陳列館)
2007 「旅」展 (国立新美術館)

個展:スルガ台画廊、田村画廊、ギャラリー山口、養清堂画廊、Works on
Paper (U.S.A)、ギャラリー図南、ギャラリーゴトウ 等現在までに多数開催

主要パブリックコレクション
サンフランシスコ近代美術館、クラコウ国立美術館、ワシントンDC米国国立議会図書館、大英博物館版画室、シンシナティー美術館、和歌山県立近代美術館、東京都現代美術館、黒部市美術館、ティコティン美術館、文化庁、ドレスデン版画素描館、ペンシルバニア大学、多摩美術大学,武蔵野美術大学,創形美術学校、俵美術館、フォーエバー現代美術館、山梨県立美術館、府中市美術館 

日本版画協会会員、日本版画協会理事









 



 
大西 博 
水景 2007




大西 博

1961  徳島県に生まれる
1987 東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業
1989 東京藝術大学大学院美術研究科油画技法材料研究室修了
1989〜1990 東京藝術大学大学大学院 研究生
1992〜1997 ニュールンベルク美術大学絵画科ドロホップ研究室修了
1996   マイスターシューラー授与( ニュールンベルグ美術大学)
1998〜2002 東京藝術大学 非常勤講師
2002〜2006 東京藝術大学 講師
2006〜2007 東京藝術大学 助教授
2007〜       東京藝術大学 准教授


展覧会

1987  卒業制作大学買い上げ、東京藝術大学卒業制作展(東京都美術館)
新収蔵作品展(旧東京藝術大学芸術資料館)
1989  修了制作大和銀行大学買い上げ、
    東京藝術大学修了制作展(東京都美術館)
1993 グローセクンスト展(ミュンヘン州立近代美術館 ドイツ)
1994  シーボルトと日本展( シーボルト財団ビュルツブルク ドイツ)
1996  ドロホップ研究室展(シュバーバッハ ドイツ)
1997   東京藝術大学所蔵名品展( 東京.大阪.名古屋.京都 巡回展)
1998   大西博 秋本貴透展(大和ギャラリー)
1999   回廊の中心にて( 横浜ガレリアベリーニの丘ギャラリー)
STOP OVER展( ニュールンベルグ美術大学 ドイツ)
2002   NEW,S展(東京藝術大学大学美術館)
2003   芸術工房塾展('03,'04,'05,'06,'07, '08 妙高赤倉香嶽楼)
2004   不二画廊・テオ画廊日韓交流展(テオギャラリー釜山 韓国
平面性(不二画廊)
2005  Reflex-黄金背景テンペラ模写と現代における展開・構築-
(東京藝術大学大学美術館 同心共存展(韓国工芸館 青州 韓国)
東京藝術大学油画教官展('06,高島屋・日本橋)不二画廊・ZERO
グループ日韓交流展(不二画廊) D/J Brand展(東京藝術大学
美術館)福井国民文化祭(福井市美術館)
2006   三史展(PICIギャラリー ソウル 韓国)、みなかみ伝説
   (みなかみ水紀行館)日韓交流展(Changwon Gallery,昌原市 韓国)
2007  油画の具展(東京藝術大学大学美術館)、日韓交流展
   (京都市文化博物館)、妙高ゆかりの作家達展
   (妙高市コミュニティーセンター)
    自画像の証言展(東京藝術大学大学美術館)
    日本美術「今」展(三越本店)、藝大茶会五色展
   (東京藝術大学大学美術館)、美の環展(上野日展会館)

個展
1989 銀座スルガ台画廊
1990  銀座 JBCギャラリー('90,'92,'96)
1994  ゴールドファイル(ニュールンベルク)
1998  ギャラリー福山('98,'00)
1999  不二画廊('99,'00,'01,'02,'03,'04,'05,'06,'07,'08)
2000  横浜ガレリアベリーニの丘ギャラリー
2002 ギャラリー毛利、ギャラリーアートサロン
2005  gallery OPEN DOOR('05,'07)

 
 自己や日本人としての同一性を探る手段として、絵画材料や絵画技術の限界点を求めていくような姿勢で制作に関わっています。見えないようで見えたり、見えるようで見えなかったりすること。そんな絵画の限界性が、相対的概念にとらわれがちな自己と他者・和と洋の関係を解き、新しい個としての融合化・一体化の具体化に繋がるのではと考えています。

 


 








 
会場風景/天野純治






 
会場風景/大橋 博