好 地 匠 個展
   





会期=2011年11月28日[月]−12月3日[土]
会場=表参道画廊








好地匠は、大学院時代から一貫して、「螺旋状のもの」と「反転」をテーマに制作を続けている。リンゴの皮むきから始まり、ジェットコースターなど、空間のねじれを表現していく。近作では、大手製紙会社からロール紙の提供を受け、さまざまな景色を一筆書きのように切り抜いていく大作を制作している。裏面の鮮やかな赤とのコントラストが美的な感覚を研ぎ澄ますように見え隠れする。作品全体のイメージと色彩のイメージが不思議なハーモニーを奏でる、楽しく美しい作品となっている。




制作について  

レリーフ作品は、一枚の大きな紙からできています。中央がくりぬかれ、その両端を縮めることによって、紙が捩じれて反転し、表と裏が同時に見えるようになっています。これまでも螺旋状に剥かれたリンゴの皮が捩じれて反転し、表と裏が同時に見えるような写真作品や、ジェットコースターに乗るなどの行動モデルで、空間の捩じれを意識化する試みを作品にしてきました。いま取り組んでいる絵画作品でも、半透明な色紙の斑の重なりやブレによって、絵の向こうへの繋がりを意識化することを求めています。シモーヌ・ヴェイユという思想家が『重力と恩寵』のなかで「中間だけにあるもの」という意味の「メタクシュ」という言葉をつかっているそうです。いま制作をするうえでとても惹かれる言葉です。

                       (2009年展覧会より)





タイトル:縮れと緩み

サイズ:275×430×60 cm

技法・材質:紙

制作年:2009年


タイトル:林檎/景観/皮剥き

サイズ:222.5×378 cm(元紙サイズ)

技法・材質:スクリーンプリント、紙

制作年:2007年







タイトル:「縮れと緩み」

サイズ:150号

技法・材質:水彩色鉛筆、紙

制作年:2011年






□好地 匠  こうち たくみ 


1978年 奈良県生まれ
2002年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2004年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻(油画)修了
2007年 東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了 博士号(美術)取得




個展
2005年 「好地匠展」(表参道画廊、東京)
      「アートフラッグプロジェクトvol,1 好地匠展ー林檎/景観/皮剥きー」
                         (みなかみ観光会館、群馬)

グループ展
2001年 「二人展」(東京芸術大学展示室)
2006年 「流展」(中央大学校Art Center、韓国・ソウル)
      「第5回中径展」(府中市美術館市民ギャラリー、東京)
2007年 「流展」(東京芸術大学展示室)
2008年 「舳展」(ノリギャラリー、東京)
2009年 「常総市まちなか展覧会 かわらないもの…」(茨城県常総市)
      他


ワークショップ
2005年 「アートフラッグプロジェクトvol,1 好地匠展ー林檎/景観/皮剥きー」
       にて『アートフラッグプロジェクト』(みなかみ観光会館、群馬)
      「アートフラッグプロジェクトvol,1 好地匠展ー林檎/景観/皮剥きー」
       にて『透明人間』(みなかみ観光会館、群馬)
2009年 「常総市まちなか展覧会 かわらないもの…」
       にて『透明人間』(茨城県常総市)