表参道画廊企画展
 

 坂口 寛敏

 Field of Silence
 
 

会期=2013年11月5日[火]-11月16日[土] 日休
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
オープニングパーティ=11/5 18:00〜







《 Field of Silence 》

 目の前に玄海の海が広がる。太陽は私の背後から海を照らし、刻々と色彩が変化する。この海と背振の山並みの間で私は育った。

 海は海水が消え去り山となり、山は海水に沈み海となる。繰り返し更新される創造の環の中に自己を接続させる。生に流れる時間は、

果たして途切れることなく連続しているのだろうか。この日常の時間の流れをどこかで「断ち切る」試みをすることに、

芸術は関与しているのではないだろうか。

 人は、咄嗟に理解出来ないことに出くわすと、これは一体何なのだろうと自問する。自己の記憶を辿り知識を探るが、背負ってきた時間は、

一瞬の内に御破算になってしまうという体験をする。人は、その体験の中で、確かにその場面に自分は対峙しているという、日常を越えて

「確かにある」「確かにいる」という感覚を覚える。「創造行為が生まれる場の眺め」を独自に見出し、その場に立っている事実こそが、

日常の流れを「断ち切る」方法ではないのだろうか。個々固有の「眺め」を取り戻すために、日常の時間の流れを「断ち切る」と

同時に分断された時間を「つなぐ」時、人は、創造主となり、芸術家となるのではないだろうか。







「Space of Pascal」 個展風景 2010 表参道画廊 




「パスカルの庭?異界」 絵画 インスタレーション 東京藝術大学美術館 






「パスカルの庭_北京」 インスタレーション 2012 中央美術学院美術館 北京

 

 






□坂口寛敏

1949 福岡生まれ
1975 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了
1976-84 西ドイツ ミュンヘン滞在 ミュンヘン美術アカデミー絵画科卒業

現在 東京藝術大学美術学部油画教授

展覧会  

2013 2010 2006 個展 表参道画廊 東京
2012 2006 個展 ギャラリーとわーる/福岡
2012 2009 2006  個展 ギャラリー58 東京
2012 「紙非紙」中央美術学院美術館 北京
2010 2005「書・非書中国杭州国際書道芸術展」中国美術学院美術館 杭州 中国2010 個展 E&Cギャラリー 福井
2009 「異界の風景」 東京藝術大学美術館 東京
2007 「プライマリー・フィールド」 神奈川県立近代美術館 葉山館
2007 個展「パスカルの庭」渋川市美術館・桑原巨守彫刻美術館 群馬
2006 「記憶・美術」小海町高原美術館 長野
2006 2003 2000 「越後妻有アートトリエンナーレ」 新潟
2005 個展 ギャラリー櫟 東京
1999 「第18回現代日本彫刻展」 山口(東京国立近代美術館賞受賞)
1997 「INSIDR Exhibition」 カッセル ドイツ
1997 1993 個展 村松画廊 東京
1996 「移項−ハンブルグ現代日本美術展」 ハンブルグ市立カンプナーゲル・K3 ドイツ 
1995 「介在する表現?紙」 山梨県立美術館
1994 「ファーレ立川アートプロジェクト」 東京
1990 「渋川・現代彫刻トリエンナーレ’90」 渋川市総合公園 群馬
1990 1988 個展 ヒルサイドギャラリー 東京
1989 「白州・夏フェスティバル」 山梨 
1988 1983 個展 コルドンハウス カーム市立ギャラリー ドイツ  
1987 「和紙の用と美展」山梨県立美術館
1985 「サーキュレーション'85」帯広百年記念館