Paganotti 直子
          + 細井睦美
         二人展






会期=2016年10月17日[月]-10月22日[土]・日曜休廊
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)







 在仏の画家パガノッティ 直子さんの久しぶりの東京での展覧会。
 弊廊では8回目の展示。

 今回は、ご縁があって友人の細井睦美さんとの二人展となります。

 夏休み返上でこつこつと制作された細井さんの藤と織物の作品と
 フランスから運ばれたパガノッティさんの大胆な素描や繊細な
 水彩画との楽しいコラボとなりそうです。

 皆様のご来場を心よりお待ちしております。












□細井睦美 

1957年  名古屋市生まれ
1977年 名古屋市朝日文化センター 藤教室に通う
1994年 東京に移転
1996年 再び、藤を始める
2001年 織り教室 スタジオフロート(主催 白鳥浩子)に通う
2002年〜2016年
          これより2年ごとの深大寺のギャラリーにて
          スタジオフロート展に出品
2010年 立川市INAXギャラリーのアート展にて
          藤作品を発表。





細井睦美





細井睦美





□Paganotti 直子 (パガノッティ ナオコ)

1943年 山口県生まれ
1960年 東京水道端研究所にてデッサンを学ぶ
1961年 東京女子美術大学洋画科入学
1964年 同大学卒業
1971年 渡仏 
1985年 Lesson a Atelier "chez Yankel"(professeur Paris Academie Beaux Arts) 
1987年 Lesson (dessin) Paris Academie Julian"chez Del Debios"
パリ アカデミー ジュリアン「デル・ドゥビオ」石膏デッサンを学ぶ。
1992年 Lesson (dessin) Paris Academie Julian"chez Del Debios"
同アカデミーにて、油画、ポートレイト(人物画)、Nature Morte(静物画)を学ぶ。

1995年〜 ARTCHANGE, Fontenay, UNESCO, Fontenay-Rose,Playade,(salon de the), Vincennes、OVNI 、パリのギャラリー、ポンピドー広場 等々で個展、グループ展に出品。















□パガノッティ直子さんのこと

 パガノッティ直子さんにパリで初めて会った時の印象が忘れられない。
こういう人がこの世の中にいるのだろうか? 現代離れしているというか、日本人離れをしているという か、要するに浮世離れしていて、これほど俗っ気がなく、そして自分というものを大事に守っている人は滅 多にいないのではないか・・・日本にも、フランスにも・・・今は・・と言う不思議な思いであった。

 しかし、直子さんの絵は決してそれほど不思議な絵でも、変わった絵でもない。自然流投下、自分の好き なものを自分の思うように描いている。ただ、その描き方に彼女の絵を解くカギが二つあるように思う。一 つは色彩の使い方、もう一つは画筆の使い方である。

 彼女は先天的に色彩が好きで、その時その時に使いたい色が自然に出てくる。白、赤、黄、緑、茶、灰 色、ピンク、紫・・・。それらは目の前にある対象の色というよりも、むしろ、それらを前にして自分の使 いたい色が自然にでてくるのである。そしてその色が一枚一枚の絵のテーマとなる。彼女は生まれながらに して色彩家なのだ。

 次は、筆の使い方。彼女の絵は、基本的には色彩による線画である。絵の具のついた筆を自由自在に早く 動かしながら対象のイメージを作り上げていく。彼女の筆には勢いがあり、絵の中にはその筆触、筆線がそ のまま残っている。そして描き上げられた絵には不思議に表情があり、生動感がある。彼女の絵は全て彼女 自身の肖像画であると言っても言い過ぎではない。
 直子さんの絵は人物が中心で、それに花や器物などの静物画が加わる。人物は友人や知人のほか、彼女の お嬢さんのHimikoさんの顔もしばしば登場するが、最近はルネッサンス時代の大理石の彫像やタブ ローや壁画などにモチーフを得た新しい人物画があらわれてきた。直子さんは、そろそろ本気になってヨー ロッパそのものに取り組もうとしているのかもしれない。

                  2000年10月 
                                                       山口 正彦