東京写真月間2016呼応展     

 ホンザワ チエミ 写真展
  「乗×算」【じょうざん】


  浦口醇二 写真展

  「トリムシウタ」   



会期=2016年6月6日[月]-6月11日[土]
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)







ホ ンザワ チエミ 写真展 「乗 × 算」【じょ うざん】


私たちは時空のどこかに位置しています。存在するものは何 であれ、時空から
逃れることはできません。写真とはその一角を切り取る行為でしょう。
けれども「思い」は軽々と、いつでもなく、どこでもない世界へと飛翔します。
時のはざまに迷い込み、幾重にも重なった記憶の奥に、ぼんやりと浮かび上がる
「いつかどこか」。そこは危うく、不安と孤独にうち震え、腐臭さえ漂わせながら、
このうえなく優しく美しく、懐かしい色彩に満ちています。私はそこにたたずみ、
その切なさを受け止めてみようと思いました。



ホンザワ チエミ Chiemi Honzawa略歴

埼玉県川越市生まれ。
商業デザインを学び、文具・雑貨メーカー等の企画デザインを担当。
2000年よりグラフィックデザイナー・イラストレーターとして独立。
2011年写真日記をきっかけに表現としての写真を撮り始め、2015年、
Bank ARTスクール 楢橋朝子ゼミに参加したことを機に本格的な作品制作に入る。時を重ね合わせるような独特な世界観を模索中。
現東京在住.










□浦口醇二 写真展 「 トリムシウタ 」

 展示タイトル「 トリムシウタ 」(鳥虫歌)は「山家鳥虫歌」という江戸時代の俗謡集
タイトルから拝借しまた。

 歌は「力をも入れずして天地動か」すそうで。人は「花に鳴く鶯、水住む蛙の声」
に触発されて歌を詠み、その歌は 「天地を動かし」「鬼~もあわれと思はせ」ること
ができる。 歌にはそのような力がある  と言われます 。( 「」 内:古今和歌集 仮名
序より。なお「山家鳥虫歌 」の 書名 はこれを 踏まえたもの。)

 歌が天地を動かすどうはともく、実際にその力でストレスを軽くしてもらった経験
もあり、「花に鳴く鶯、水に住む蛙の声」 が心身に生気をもたらすこともあるのは
確かです。

 その生気はどこから来たのか、 もう少し考えると、人の古代的感性(自然とか
アニミズム)が歌という表現化学反応した結果か、と納得します。

 国内も外国も、ままにならいご時世です。そんな不安で腹立たしい日常の中で、
古代的感性を写真でみつけること出来るかどうか。展示する写真は、 各地を歩いて
それを試したものです。



□浦口醇二 URAGUCHI junji 略歴

1943年 東京生まれ
建築とランドスケープを学び、専門は景観計画
2010年 退職
20 08 年から表現としての写真を始めた
長年にわた り、国内外の多様な地域を歩いてきた
東京在住



「ニューヨーク」2010