黒田 康夫

 「Selfie Performance」


 



会期=2019年6月24日[月] - 6月29日[土]
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
   


      






 やはり東日本大震災は心身にも影響していたようだった。自覚症状は薄かったが初期のガンが見 つかり治療を受けることになった。その後は順調に回復していったのだが、写真撮影の意識に変化が生じてい た。それまでの手持ちカメラの機動的なスナップ•ショットにもうひとつ気持ちが乗らなくなってしまい、また 自由な裁量で撮ることがぎこちなくなってしまっていた。

  そんな中で残された被写対象として〈私自身〉を撮ることが浮上してきた。方法としてカメラを直接、地上に置 き、呼吸に合わせたシャッター速度を設定すること。今まではカメラの後ろ側にいた私が、被写体の側に回り込 むことによって、意識の反転が生じた。 

  様々な〈場〉に私が介在することによって、新たな風景が立ち上がってくるような気がしている。 









黒田康夫

+作家略歴
 インド•チベットを中心としたアジアの旅をしながら写真を撮る行為を長く続けてきた。
 ここ十年来は現代美術と接触を持ち、写真作品を発表している。

1948年岩手県盛岡市生まれ    
1970年立教大学経済学部卒業
1982 「孤独園−インドを巡りて」/新宿ニコンサロン 『アサヒカメラ』掲載
1996 写真集「智慧の海−インド•チベット写真紀行」/日貿出版社
1998 「写真による96人のアーティストのハンド• パフォーマンス」(+辻村和子)
            /岡崎球子画廊  『日本カメラ』掲載
1999「MUMBAI」
2004 「メディアと干渉作用」
2004/05 『松澤宥と九つの柱』参加
2005 『ELEMENTALISM』参加  
2007 『記憶の位相』参加
2014 『ギグメンタ2014』世界蜂起展 参加 
2015『渋谷ミックスbe具体』参加
     / 「土方 巽 1973」写真展