Azby Brown
「Future Selector」

 




会期:2020年8月31日(月)ー 9月12日(土)日休
会場:表参道画廊  + MUSSE F

時間:12:00-19:00 (最終日17:00まで) 
協力=武蔵野美術大学, 日本ストローベイルハウス研究会, SAFECAST,
企画=竹下都+表参道画廊 


     






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Future Selector
Statement
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The future is selecting our now.

Choices.
For you.

Choices.
For us.

Kill the weak?

Heal the sick?

Bless the dead.

They are selected.

In a blink.

And we are the ones whose love is cancelled.

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 This installation is the most recent in a series which began in the 1980’s. It shares a number of themes with its predecessors: our past and future; individual identity; choice; the seen and the unseen; life and death. There is no one “right way” to see the installation. Visitors will have to make some choices about how to move through the space. But they will not be able to move very freely. This is, after all, the world we have inherited.

Azby Brown, 2020   www.azbybrown.com

               

このインスタレーションは1980年代から始まったシリーズの最新作です。私たちの過去と 未来、個人的なアイデンティティ、選択、見えるものと見えないもの、生と死など先人達の夥しいテーマを 共有するものです。このインスタレーションを鑑賞するための一つの「正しい道」はありません。来場者 は展示空間でどのように移動するかの選択を迫られるでしょう。しかしそうはいってもとても自由に 移動するということは出来ないかもしれないでしょう。結局、これは我々が受け継いできた(遺伝子に組み込まれ た)世界なのです。       
                  アズビー・ブラウン
 
www.azbybrown.com

 




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アズビー・ブラ ウンは、1985年より日本に在住。アメリカでは日本建築を学び、来日してからも研究を重 ね、日本建築に関する著作が多くある。並行して新聞や雑誌への美術批評も多々寄稿している。活動分野はアー ト、建築、サステナビリティ、神経科学へと広がり、2011年福島第一原発事故発生以後、活動を続ける SAFECASTでは、リードリサーチャーとして、活動のリポートや論文の著者でもある。

その多様な活動が、どれもアズビー作品には内包され、表現されていると思う。イエール大学彫刻科では、 カラ フルで多様な構成物により空間全体を構築する作家、ジュディ・パフにも学んだと言う。その影響も感じるが、 自身で学び研究した、建築や美術や詩や文学の歴史から、作品のコンセプトは生まれている。80年代後半 から の作品群は、一貫して大きく変わってはいないと感じるのは、そのルーツのせいでもある。本展にはダンテの 「神曲」の三つの世界から地獄編が現出する。作品に使われる素材に特別なものはなく、土、植物、コンク リー トブロック、トタンなどと身近で手に入る。2015年ドイツ・ホンブロイッヒでレジデンスをし制作され、現 在でも続いているプロジェクト作品も展開する。
彼の研究の一つに「手を考察する」がある。2007年の論文の最後に記されているのは「全ての手がコ ミュニ ケーションプロセスから排除された場合、何が失われるか?私達の幸福に欠かせない自己と経験の全領域。私達 の文化である複製、シミュレーション。技術の完璧さにおいて今日手に依然として残されたほとんど全ての もの は、永遠の価値がある事が分かる。」と。
本年、私達が経験している新型コロナウイルスの猛威に、大きな問題提起を投げかけている。

まず難しい議論は後にして「作品を観る、作品の中に入り選ぶ。作品に参加し、あなたにはどの様に見える か?」をその場に立って感じて欲しい作品です。2部屋とそれを繋ぐホールをも使った、巨大インスタレー ション作品を展 開します。

              
              
                     本展企画  竹下 都



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■ アズビー・ブラウン 略歴

1956年米国生まれ。イエール大学卒業後、東京大学大学院建築学科修士課程修了。2003 年、金沢工業大学未来デザイン研究所創設。2011年以降、SAFECAST(放射線データーの共有を 促進するボランティア団体)の、コアメンバーとしてワークショップや論文執筆、国際会議にも招かれ発 表。新しい時代の放射線調査のあり方を探る。


個展・グループ展(抜粋)
2020年 「Future Selector」MUSEE F+表参道画廊/ 東京
2020年 「Early 90's TOKYO ART SQUAD」アーカイブ/ 3331 Arts Chiyoda / 東京
2015年 「Psychoarchaeology of the Invisible and the Unseen」
Raketenstation Hombroich / ドイツ
2013年   「Making Room: New Models for Housing New Yorkers」キュレーション/ Museum of the City of New York / アメリカ
2012年 「Progessive Maria」グループ展/早稲田 スコット ホール /東京
2012年  「Live Explosion 2012 MEDIUM  パフォーマンス/東京キネマ倶楽部 / 東京「CREATION/RE-CREATION」 パフォーマンス / Explosion Space / 東京          
2003年 Parametric/Spontaneous」 監修/未来デザイン研究所 / 東京
1998年 「Oneness」 グループ展/出展及び展覧会監修/川崎IBMギャラリー / 神奈川
1997年 「Art Today '97」グループ展/セゾン美術館 / 軽井沢
1994年 「人間の条件」 グループ展 /スパイラルホール / 東京
1993年 「Art Today '93」 グループ展/セゾン美術館 / 軽井沢
1993年 「Standard Discrimination Standards」 2人展/川崎IBMギャラリー / 神奈川1992年 「Free Concert」 個展/細見画廊 / 東京
1992年 「Dead Men Read No Books」 個展 /コンテンポラリー・アートセンター /ニューオリンズ
1991年 「21回サンパウロ ビエンナーレ」/ ブラジル
1991年 「ジャパンアートスカラーシップ」グループ展 / スパイラルガーデン/東京 
1988年 「Network of Relations」 個展 / 佐賀町エキジビット・スペース bis / 東京


著書:
江戸に学ぶエコ生活術(2011),  Just Enough: Lessons in Living Green from Traditional Japan  (2010),  The Very Small Home: Japanese Ideas for Living Well in Limited Space  (2005),  Small Spaces: Stylish Ideas for Making More of Less in the Home  (1996),  The Genius of Japanese Carpentry  (1995),








1988年 「Network of Relations」 個展 / 佐賀町エキジビット・スペース bis / 東京






1991年 「21回サンパウロ ビエンナーレ」/ ブラジル


           



1992年 「Free Concert」 個展/細見画廊 / 東京







1997年 「Art Today '97」グループ展/セゾン美術館 / 軽井沢