EXPOSITION TODAY










東 京写真月間 2021

中村千鶴子 写真展

潮鳴りは空に響もす

2021.5. 10 - 15



2011年3月11 日 東日本大震災
「野田村が大変なことになっているそうですよ。」
野田村が大変なことになっているとはどういうこと。野田村は私が生まれた町の隣の村。親戚もたくさんい る。車を急がせ た。
土埃が立ち上り、灰色の瓦礫が一面に広がっていた。小さい頃から知っていた村の風景はすっかり消え去 り、町の中心部から 見えるはずのない海が見えていた。「いっしょにやろう」と年老いた叔父と叔母に声をかけ、泥かきを手 伝った。
2018年4月、定年退職後、写真家を志して上京した。東京では2年後のオリンピックに向けて各競技施 設や宿泊施設の建 設がものすごい勢いで進んでいた。「何か違う。」この違和感をどうやって伝えたらいいのだろう。
その年の夏休み、気ままな撮影旅行に出かけた。北海道、岩手そして最後にたどり着いたのは自分の生まれ た町だった。丘か ら眺める野田の海。写真家としてあの村を撮れるだろうか。
震災から7年、久しぶりに見る野田村の風景は大きく変わっていた。防潮堤は4m嵩上げし、湾を縁どるよ うに守りを固めて いた。高台移転も完了し村は再生の 形を整えつつあるように見えた。ここまでくるのにどれほどの苦労と葛藤を乗り越えなければいけなかった のだろう。いろい ろな思いを心の奥底に閉じ込めなが らも、人々はなんとか日常を取り戻そうとしているかのように見えた。その日常が突然途切れることなく、 このままずっと続 いて欲しいと願わずにいられない。



























EXPOSITION FUTURE



























東京写真月間 2021

田中崇嗣

Post DailyProgram&Weekly
[MAY,17.2021-MAY,23.2021]


2021.5. 17 - 29・日休


Post(http://tanakasoushi.net/works/post.php)
は、田中が 2015年4月1日から取り組んでいる
継続的なプロジェクトです。
以下のルールに従って実行されます。

休刊日を除き、毎日刊行される新聞朝刊を全ページ
多重露光撮影し、前日に起こった出来事のデータを
1枚の画像データ (Daily)に変換します。
そして、その生成された画像データをWEBサイトや
SNSに毎日投稿(公開)します。

加えて1か月分のDailyデータ(約30枚)に日付を入れ
プリントアウトし、多重露光撮影で1枚の画像デー
タ (Monthly)に変換します。
更に1年分のMonthlyデータ(12枚)をプリントアウ
トし、多重露光撮影で1枚の画像データ(Annually)
に変換します。

光学的なシステムを使用し、異なる期間のデータ
を圧縮・変換しながら1年分の出来事を1枚の画像
データに変換させるこ と、
そしてミクロな視点では毎日の行為をウェブ上で
可視化させることが本プロジェクトの目的です。

本展覧会では2週間の会期を前半と後半に分け、
前半では本作の毎日の撮影・公開・展示行為(Daily)
を会場にて展開 します。後半では会期前半で生成さ
れたDailyのデータの展示に加え、Dailyから変換さ
れるWeeklyを展示いたします。

期間中アップデートされる会場・作品の情報はWEB
サイトやSNSにて随時更新されます。
HP:http://tanakasoushi.net/works/ex_post_dailyprogram_weekly_may172021_may232021.php

2019年 書籍「SOUSHI TANAKA:Post」出版
2015年 IMA MAGAZINE Vol.14「STEP OUT! vol.10」
2014年 第11回 1_WALL 写真部門ファイナリスト
2014年 Nikon salon juna21 7月度展示選考作品
2014年 銀座Gallery Q 個展
2013年 第9回 1_WALL 写真部門 増田玲奨励賞
など


























東京写真月間 2021
小原真史企画


笹岡啓子

2021. 5. 31 - 6. 12 ・日休

写真史研究・写真評論家の小原真史氏をお迎えして企画写真展を開催します。

幅広い活動を展開する写真家の笹岡啓子の「Shoreline」 「Remembrance」「Park City」の3シリーズを表参道画廊とMUSEE Fの2つの会場を使って展示します。 広島出身の笹岡が日本各地の風景を切り取ってきた連作にはその地に立った時の感情が強く注入されシリーズを超えて通底する意思が読み取れるようである。



※詳細は表参道画廊をご覧ください。