History of Exposition
since2002.9

過 去の"展示履歴"は こちらからどうぞ
 2002.09〜2003.06
 2003.07〜2004.04
 2004.05〜2005.04
 2005.05〜2006.07
 2006.09〜2007.12
 2008.01〜2008.12
 2009.01〜2009.12
 2010.01〜2010.12
 2011.01〜2011.12
 2012.01〜2012.12
 2013.01〜2013.12
 2014.01〜2014.12









リフレクション 2015

阿部明子、榎本千賀子、田山湖雪、由良環

2015.12.8-19・会期中無休


湊雅博のディレクションで2007年に始まった
企画展の8回目の開催となる。2007年から2011年まで、湊が運営していた アップフィールドギャラリー(三崎町)で継続して企画・開催 していた「風景に係わる写真家の表現と可能性」の写真展に連な るもので、今年は都合で幣廊での開催ということになった。 今回は、阿部明子、榎本千賀子、田山湖雪、由良環の女性4名 の参加で、「場所の提示とその考察」というキーワードを借定し て構成するという。 過去の展覧会開催中に行われたギャラリートークには写美の 藤村里美氏や近美の小林美香氏など迎え、また、フライヤーの テキストには、天野太郎、日高優、倉石信乃、増田玲などが寄稿 してきた。
 




























豊田麻美教室作品展

 

2015.12.2-6


アメリカでトールペインティングを学び、
研究を続けている豊田麻美。自身が主宰する表参道教室の3年に一度の作品展示発表会。 今年は静岡教室の生徒さんの展示発表もありさらに賑やかになりそう。最新のジョソーニャなど絵具事情や 技術研究の実践の成果をみせる。

 


























村尾里奈

2015.11.29,30.12/1



金属による空間的な彫刻作品による展覧会。村尾はこの夏、「空間の彫刻としてのイタリア庭園」 をテーマに、イタリアの主要な庭園を巡る研究旅行を行った。本店は、その成果発表展となる。幼少期を過ごしたアメリカ北部の五大湖 とイタリア北部の湖水地方の湖が重なり合う「Largo(湖)」を主題とした新作を発表する。
※表参道画廊と同時展示。展覧会詳細は表参道画廊のHPをご参照くださいませ。
 
























星田大輔

 PAPER MOON

2015.11.23-28


“たかが紙の月だと言われたって、そんなの信じられないわ。あなたも私を信じてくれるから” これは恋愛の歌の詩だが、人の心をよく表している。愛する人がいれば、それがサーカスにある作り物であっても、本物の月のように私たちを照らすのだ。
 ものの効果は、人の上においてはその形態や真偽に関わらず貫通し、心に作用する。本展示では、そ の模様を映像やライトの性質を用いて出現させる。


























野津晋也

 

2015.11.16-21


 かねてよりの宿願であった山登りにでかけた。
山への小道をしばらく分け入る。しかし、行けど
も行けども山頂へ辿り着く気配は一向にない。
あたりには宵闇が迫り、どこからかうっすらと
白い霧が漂っている。
 すると突然、森のあいだにポッカリとあいた
中空へ、一本の綱が渡されていた。よく見ると、
遠くの空を背景に、ヒトのような姿がぼんやり
と浮かんでいる。しかもこちらを誘いかけるよ
うに手招きしているではないか。
 不意にそのヒトの顔が夕陽に照らし出される。
その顔の平板な楕円形の拡がりに、異様なもの
を見た。そこには一切の凹凸がなく、ただこち
らを見つめる不確かな眼だけが、鈍く光を放っ
ていた。
 一瞬、血の気が引き、いてもたってもいられず
めくら滅法に駆け出した。それからどれくらい
走りつづけたのだろうか。気がつくと、いつの間
にか鬱蒼としげる森の中へ迷い込んでしまった。
 途方に暮れ、ふと足元を見る。枯れ葉で覆われ
ているはずの地面には、一つ一つ寄り添う鈍く光
る眼が、あたり一面びっしりと貼りつき、こちら
を怪しく誘いかけてくるのであった。

























小川佳夫

 

2015.11.2-14・日曜休廊


 立ち上がって両手をのばしたように巨きな色面が、そこにはある。紫、緑、黄・・・色を闇に融かしたそ の広がりの上に、 一閃の残像を思わせる原色の筆跡。均質に延ばされた絵具の量は、それを生成した刷毛のあとによって主観を消した色の フィールドに変わっている。そうして洗い出された空間を擦過した筆あとは、いま負ったばかりの痕(き ず)のように生々しい。
 東京芸大を出て発表をはじめた1980年代から90年代前半には、第1回VOCA展(1994)をは じめ、新世代の絵画を になう才能の一人として評価を集めた小川佳夫。95年の渡仏以後、12年間のパリ滞在をはさんで同じ方法によりながら、 ゆっくりと海流とともに巡り育つ鯨のような成長を見せる画家の帰国展。一見、純化された作法に映る小川 の画業は、 錬磨された術中に収斂されてしまうのではなく、孜孜(しし)として葡萄畑を育もうとする人の忍耐と歓びに近い。 ひと房の収穫のために耕し苗を植え、剪定をつづける。それは大地という額のうえに束の間の痕跡を残して いく存在の サインにも映る。

                  鷹見明彦(美術評論家) 
2008年3月24日〜4月5日 表参道画廊 展示HPより


 






















石田順一

 傘寿絵画展 

2015.10.26-31


 小生八十路に入り、人生の区切りとして
生涯で最初の、そして生涯で最後と なるか
もしれない絵の個展を開くことにいたしま
した。   
 定年退職後、1995年らら水彩画を学び
はじめました。水彩画の透明感には魅せら
れていましたが、表現の限界を感じている
ところへ、2010年末に三菱一号館で開か
れたカンディンスキー展に出会い、抽象画
の門を叩きました。抽象画では視野がぐっ
と広がった感じがしますが、あまり間口が
広すぎても手に余りますので、抽象画と具
象画の半具象画辺りを狙って、アクリル画
を描いています。
 今回展示する絵は、長年続けてきた画家
のロマネスクを中心とした教会建築を訪ね
る旅に基づいたものが主で、それに国内の
山や身辺のスケッチが含まれています。



1934年 神戸市御影うまれ
東京工業大学卒業後、NHK勤務。
 
























Naramix(
渡邉万莉菜)

「nho heso ノヘソ」 

2015.10.19-24


いつからか、身体の真中にある軸が僅かにずれ始める。それは人の中に起こる。ずれは身体の末端まで届き 様々な不穏をもたらす。僅かだった軸のずれは不穏の蔓延とともに大きくなり、正常な位置がどこなのかす ら曖昧になってしまう。
やがて過剰な心配, 恐怖心, 懐疑心に苛まれ、自身を守る為に自閉へと至る。
修正を計るには軸を初期化しニュートラルになる必要があり、その方法は個々によって違う。
私は、潜在的な価値観により選別し蓄積されたイメージを愚直にラインへ落とし込む。
        



2015.03 東京芸術大学大学院絵画研究科版画専攻修了
(木版画)
2014.2~7 パリ国立高等美術学校(Ecole nationale
superieure des beaux-arts)に交換留学で渡仏
2008~2012 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻

2012 JOC OLYMPIC SPORT&ART CONTEST2012
ゴールドメダル賞 受賞
2012 東京芸術大学絵画科油画専攻卒業制作
 サロン・ド・プランタン賞 O 氏記念賞 受賞
2012 東京藝術大学大学院版画専攻修士1 年「俵賞展」
俵賞 受賞
2014 第12 回千葉市文化新人賞 受賞
 

























林 康貴

「世界の記憶」 

2015.10.12-17


人は世界の全貌を見ることはできない。

世界はたしかに存在するが、
わたしたちにそれを確かめるすべはない。

目にしたものは見るたびに変わりゆき、
いつの日か、見たことすら忘れ去られてしまう。

それでも世界は続き、
その記憶は世界に蓄積されていく。         



1976年 三重県出身
1999年 名古屋芸術大学美術学部絵画科洋画卒業
2004年 渡独(ブレーメン)、ドローイングを集中制作
2006年 ブレーメン芸術大学に入学、同年中退、帰国。

2013年 第二回宮本三郎記念デッサン大賞展(優秀賞)
     小松市宮本三郎美術館/石川
     BERLINER LISTE 2013/KRAFTWERKBERIN/
ベルリン
2014年 THE BIEGANSKI ART FESTIVAL/バレッタ
     Spectrum Miami Art Show/マイアミ
2015年 Far East Alliance/マニラ
     「三重の新世代」三重県立美術館別館 
柳原達義記念館/三重

個展 2014年 「記憶の断片」 MUSEE F/東京 

    
 






















濱島良子

「plants」 

2015.10.5-10

日常の街なかに佇む構造物、風景を切りとり、
絵にしています。

どこかでめにしている、当たり前のように
存在しているものたちに、見る人によって新た
な視点や色が加わればいいなと思います。


建築物や構造物、道などよく描くモチーフ
ですが、街路樹や植え込みなどの形や、
意図的に配され植えられた植物も
近年描きたいもののひとつです。

今回はそうした場所、空間にスポットを
当て、リトグラフによる版画やドローイング
での表現を試みます。

         



東京生まれ。
2003年武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画コース卒業。

    
 
























宮崎広明

「夏の景(ひかり)」 

2015.9.28-10.3


2005年から毎年作品の展示発表を続けて
いる宮崎広明。
近年は南インドでの撮影を
中心に制作している。今年のインドも猛暑
でニュースになっているが、強烈な陽差し
を全身で受けとめる覚悟が撮影には必要ら
しい。さまざまな制約からフィルムではな
くデジタルでの撮影にならざるを得ない、
という。しかし、まぎれもなくインドの
夏の景であろう。



1982年生まれ。2006年東京綜合写真専門学校研究科 修了

    
 






















高野 学

「月と太陽とウサギと空を飛ぶ夢」 

2015.9.7-9.12

2011年9月11日、高野学はニューヨークで崩れ
落ちるワールドトレードセンタービルの前で
カメラを構え、警察官の制止を振り払いながら
シャッターを押し続けていました。世界が変わる
その場所、多くの命が消えていくその瞬間、
そこで体験した感覚は彼の心と身体に染み込み
ました。それまで多様なジャンルで発表されて
いた作品は、絵画を主としたスタイルへと変貌
を遂げました。その後息子の大病や東日本大震災
を経、死と向き合うことで現在の表現を獲得
しました。
彼は、死という人類のみならずすべての生命が
持つ壮大なテーマを背負いつつ、美術史と自分史
の間で立ち尽くしている様を生命力のシンボル
とされるウサギの姿を借りて描いています。


東京芸術大学大学院美術研究科(油画)修了。
個展(ロッテデパート、芦屋画廊、フタバ画廊など)、アートフェア、ショー(Art Santa Fe、Europian Biennale Paris、Michelangelo Award、Korean International Art Fairなど)、グループ展(東京、ニューヨーク、パリなど)他、出展多数。2014年ビエンナーレ・ヨーロピアンアワード(フランス パリ)、本年2015年7月ミケランジェロアワード(ベルギー ブルージュ)を受賞。

    
 





















小穴 琴恵 

〈絵の瞬間〉 

2015.8.31-9.5

 多くの問題をまだクリアできていないはず
なのに、瞬間できあがる絵がある。それは
その絵がその絵なりに、すべての問題を一瞬
で超えることができたからだ。その唐突に
視界が開けた一瞬を私は一応の絵の完成と
している。

それは絵に限ったことではない。日常のあら
ゆる出来事や、歩いたりあくびしたりする
ような無意識的な動きに至るまで、すべての
〈筆跡は〉奇跡のような条件の組み合わせと
無限の取捨選択を経た一瞬一瞬の積み重ねだ。

しかしその一瞬はなかなか実態がつかめない。
作り出すのか、引き寄せるのか、捕らえるの
か、委ねるのか・・。普段はつかみどころが
なさすぎる。しかしその一瞬は必ずどこかに
転がっている。

描きながら描きながら小さな一瞬を記録し
つづけ、大きな一瞬を光らせる。絵画は
それを一番生々しく実感できる何かだと思っ
ている。モチーフは今の私にはただの
きっかけにすぎない。                         
           2015.7.9 小穴 琴恵 


2012 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻卒業
2014  Ecole Sup?rieure des Beaux-arts Nantes
(ナント美術大学、フランス) 交換留学
2015  東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了




















東京写真月間2015

洸野 新
「Landscape」 

2015.6.22-27

「君、訛ってるね。どこの人?」
中学生の頃、東京に行った時そう言われたことがあった。

僕は埼玉県北部の街で育った。
当時では新しい住宅街で皆どこからか引っ越してきた人ばかりだった。
そのためか、方言というものを生活の中で聞いたことがなく
自分の言葉も東京と変わらない標準語だと思っていた。
だから自分が訛っていると言われ、驚きを感じたのを覚えている。

ふとそのことを思いだした。

土地にはそれが何処であれその土地特有の言葉があるのだろう。
それはおそらく、古くからその場所に受け継がれてきたかどうかではなく、
コミュニティがつくられるとともに自ずと染み付いていくのだろう。

ここに土地の言葉はあるのだろうか。

東京からはみ出るように造られた人のための土地。
だがそこに人の言葉はなく、言葉にならないものすべてが
ただ風景としてあるだけであった。


1982年埼玉県出身東京在住。 東京綜合写真専門学校研究 科在学。    

    
 




















東京写真月間2015

宮内雅之
「東大キャンパス」    

2015.6.15-20

  

東京・文京区で生まれ育った私にとって、東京大学の本郷・弥生キャンパス は身近な場所である。自転車を手に入れた小学生の頃には格好の遊び場だった。
広大な敷地内にあるゴシック様式の建物群と銀杏並木は幼少の自分にとって、海外の町並みにワープしたよ うであり、別世界だった。

今では見慣れてしまっている古い建築様式の建造物の外壁は長方形のタイルで、縦に引っ掻いたような跡が 刻み込まれている。何ともレトロな感じだ。
1990年代後半以降、「本郷通り」沿いの敷地に時代を取り入れた新しい建築様式の建物が数棟建設され 対比を見せている。

また、ここ数年キャンパス内では老朽化した建物の改修工事が相次いでいる。小さな外壁補修に始まり、耐 震補強等が行われている。その象徴が「安田講堂」・
総合図書館」改修工事なのかもしれない。

今回はブローニー判フィルムを写真機に詰め、子ども時代からの思い出を辿りながら変容する「キャンパ ス・スケープ」を撮影した。 

    
 

























東京写真月間2015

小林 寿
     「Repeat after picture」

2015.6.8-13


カメラがあってただただシャッターを切る、
意味ありげにこの写真はなんて語るほど、
皆を納得させる考えがあるわけでもないし、
意味もない。 

ただ、美しいと思うものが、
そこにあり写真に残したいただそれだけである。

だから、今回の展示もひっそり遠くから、
どこか他人事のように見て、
そしてそこに立ってみたいと思うのです。

   


長野を制作拠点に、地元と東京で継続的に展示活動をしている。





















東京写真月間2015

エレナ・トゥタッチコワ
Elena Tutatchikova

To the Northern Shores

2015.6.1-6



私は2014年の夏から、島の人間の生き方や、
海による移動をテーマに、映像、時には写真を
制作するため知床へ通い始めた。 このたび展示
するのは、今年3〜4月に撮影した写真シリーズ
である。
タイトル「To the Northern Shores」にある
「Shores」とは、本来、「海上から見た陸地」
を意味する言葉であるが、 自分にとっては
「海で世界と繋がる島にいるのを、知床で初め
て意識した」ということを示している。 知床の
人々は、動物たちが生きてきた場所をただ借り
て生活していると言いながら、今日は南風なの
か北風なのか、天候、海や山の様子を気にして
、日々を送る。知床へ行くたび、そこに住む
人々は、自然に対して敏感であるだけでなく、
自分自身のことを島に生きる者として認識して
いるのだと、私は強く感じる。 故郷のモスクワ
から遥かに遠い知床。しかし、この土地で目を
閉じれば、子供のときに見た草原や森の匂いが
する。ここの人々と私は、顔が違っても、同じ
子供の頃の記憶を持っているのではないかとさ
え思う。 記憶と現実、海と山、動物と人間の間
の境界線を探るために、私は今後も知床の地を
冒険していきたい。


1984年 ロシア、モスクワ生まれ。
チャイコフスキー記念モスクワ国立音楽院附属中央音楽学校、ロシア国立人文大学 東洋文化・古典古代学部に学んだ後、2012年より東京在住。
2015年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 修士課程修了、現在博士課程に在籍。
写真、映像を中心に制作。日本の写真史を研究し、モンタージュによる世界像の構築やグラフ・モンター ジュと映画の関係などについて論文を執筆。また、日本文学の翻訳者としても活動し、これまでに夏目漱石 の『夢十夜』、大岡信編『現代詩の鑑賞101』などの翻訳に携わる。
2014年、東川町国際写真フェスティバル「赤レンガポートフォリオオーディション」グランプリ受賞。  
               

 






















鷹野 健

待機する イメージ

2015.18-30


イメージをオブジェクトとして形にする時、
必ずイメージの外側にあるもの、たとえば
素材やプロセス、時間や空間などとの関係が
重要となります。その関係性はイメージその
ものを改変してしまうからです。
一方、イメージは改変可能な準安定状態と
して在って、その関係性に 内側から働きかけ
ます。
日々、目にする膨大な数のイメージたちは何かが
現れる予感とともにどこまでも待機しており、
新たなイメージを誘引するのです。
  



2003年多摩美術大学版画専攻を卒業後、
愛知県立芸術大学大学院油画専攻を修了


□収蔵
川崎市民ミュージアム(神奈川)
町田市立国際版画美術館(東京)
Silpakorn University(タイ)
愛知県立芸術大学版画研究室(愛知)
多摩美術大学美術館(東京)
浙江美術館(中国)





 






















中山ゑみ子

solo exhibititon Wemiko N

DUNE(砂丘)



2015.3.30-4.4



  
 今回は、絵画を展示というよりインスタレーションという意識で展示したいという中山。板に蜜蝋、オイ ルで制作した平面作品を中心に、「やさしい、清逸の気にみちた作品」を目指したという。    

60年代には、乃村工藝社や劇団天井桟敷スタッフとして編集に関わり、その後、言語学の助手や復元摸写 研究、日本画基礎指導など幅広い活動をしてきた。  
 
 2012年には国分寺でインスタレーション《パイディアー即興と陽気の原初的能力》を開催、最終日に はサティシュクマール氏と加藤登紀子氏との映画上映およびシンポジウムとコラボをしている。 
 

熱海在住。1947年生まれ。
横浜国立大学教育学部美術科中退。
1998年倉田三郎賞受賞  
                 
 






















田中右峯

「回帰」


2015.3.23-28



 日常の刺激なき空虚な時間に飲み込まれ、
せわしい時流に逆らうことなく流され、自問
自答することもなく、いつしか自分の感覚は
錆びついた切れぬ刀のようにガラクタになっ
てしまいそうだった。
 今こそ自身に問い直さなければならない。

 今回の個展「回帰」は自身の中で様々な
意味の「回帰」を孕んでいるが、やはりその
中枢に位置するのは、自らの表現の原点を見
つめなおす「回帰」である。

 書が芸術たりえるかを探るためにこれまで
平面(文字性・非文字性)、立体、パフォーマ
ンス等さまざまなアプローチを試みてきたが、
いまだ明確な何かは見つかっていない。
試行錯誤を繰り返し、路頭に迷えば、『古典』
に返り精神的均衡を保つ。そしてまた『創造』
という船出に出る、それを繰り返す日々。

現代書の絶望の先の希望は「回帰」しかない。


※表参道画廊と同時開催。
作家紹介、展示詳細は表参道画廊HPをご参照くださいませ。
        
             



 






















陶芸教室イエロークレイ 作品展



2015.3.16-21




 陶芸教室イエロークレイでは、作るだけでなく
作品を活かす展示をして、みなさまにご覧いただく
までを制作の大切なプロセスと考え、また、一年
の成果として作品展を開催いたします。   

 今回のテーマは「間」ま。   
「間」ま に関する事からイメージを膨らませて
制作します。

 粘土は、造形の基礎を学ぶのにうってつけの素材
です。やわらかい土の感触 に始まり、その人の考え
や時代が、自然と作品に表れます。   

 茶碗や湯飲みにはじまり、枠を超えたさまざまな
アーティスティックな造形と展示を、多くの方に
ご覧いただきたいと思います。


                      
 


















typeKIDS Exhibition Spring 2015

「漢字書体の変遷とその復刻」展



2015.3.9-14




 明朝体は誰でも知っていますが、宋朝体や元朝体を知る人は少ないようです。明朝体にしても、中国でど のように誕生し、どのように変遷してきたのかはあまり知られていません。活字書体の源泉は書物の歴史に あると思います。写本の時代、刊本の時代、金属活字の時代──それぞれの時代に数えきれないほどの書物 が誕生し、そこにはたくさんの文字と書体が残されています。 欣喜堂では、その背後に隠されている精神の継承と造形の再生に誠実に取り組むことこそ活字書体設計師の役割 であり、あたらしい時代の息吹によってよみがえらせ、実際に使用できるようにして、次の世代にバトン タッチすることが使命だと考えています。 この展覧会では、欣喜堂で復刻している24書体を原資料とと もに構成しております。

企画:株式会社文字道
構成:typeKIDS group
 

























前田滋人


2015.3.2-7




 作家は近年、コンピュータ上のプログラムによって自動的に形態を生成する Generative Modeling という手法を用いて作品を発表しています。
 コンピュータのプログラムという、文字や数式による無機質な環境から生成されたとは思えないほど生命 感に溢れています。それらはパラメータ(変数)を少し変えたり、数式や条件を変えることによって無限の バリエーションが生成されますが、それはあたかも太古の昔に起きたカンブリア大爆発を眼前にしているよ うな錯覚を覚えます。

 このプロジェクトは2010年から続けられており、それぞれの段階で新たなテーマを設定し、問題を解 決しながら現在も進行しています。プログラムにより計算され、画面上に表示されたものは物質化されなけ ればメモリ内の情報に過ぎませんが、その「実体の無いデータ」を触れる「実体物」にするために、近年注 目されている3Dプリントの技術を用いて高精度に仕上げられています。

 今回の展覧会では、棘皮動物的な構造を持つものと、最初期のコンセプトを基に、新に構築したプログラ ムによるオブジェを展示いたします。



 




















WAG 2015

2015.2.16-28 日曜休み




 
《WAG》 とは、「和光大学芸術学科」のニックネームですが、1980-90年代ロンドンで音楽シーンを彩ったク ラブ名 でもあり、「身体を揺り動かす」「おどけもの」「ずる休み」などを意味するあそびゴコロある言葉でもあります。   
作品は、絵画、映像、デザインとジャンルに拘らず自由に表現する和光アートの空気をどうぞお楽しみ下さ い。

主催:和光大学表現学部芸術学科
※表参道画廊と同時開催。詳細は表参道画廊画廊をご参照くださいませ。























布川淳子

2015.2.2-14 日曜休み




 
季 刊写真誌『WOMB』 のメンバーである
布川淳子の写真個展。
 季刊誌では、「新しい視界と新しい感情を」
というキャッチコピーを掲げ、編集にもこころ
がけているという。紙媒体だけでなくWEBや
展示空間での発表も取り組むという。
今回もその一環としての展覧会であり、野心的
な展示になりそうである。


※会期中、『かつて』布川淳子写真集 (B6/22頁)
サイアノタイプによる全ページオリジナルプリントの
受注生産写真集のご予約を受け付けております。

※『womb』メンバーによる連続個展開催
会期:2015年3月21日〜4月25日
会場:OLD/NEWSELECTBOOKSHOP 百年
http://www.100hyakunen.com

『womb』http://womb-magazine.com






















 



阪田清 子

「雪道で落とし物をしてはいけない」



企画:岡田有美子
主催:明治大学大学院理工学部研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系・MUSEE F



2015.1.19-31  日曜休み


 阪田清子は新潟に生まれ、沖縄県立芸術大学への進学をきっかけに沖縄を拠点に作家活動を続けていま す。

 家具や食器、テキスタイルなどの日常的な素材と石灰岩や植物などの自然物、写真によるイメージなどを 組み合わせて制作される作品は、日本と沖縄との間で自身が揺れ動きながら感じる軋轢や、日々の生活の中 での実感をそのイメージの出発点としています。

 近年は新潟と沖縄を往復しながら制作を続けており、素材に投影される光と影の肌触りが、土地の記憶と 風景を想起させる作品を生み出し続けています。

 本展では、時間をかけて生成された塩の結晶を使った新作インスタレーション作品を発表します。